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「ちょうどいい田舎」で叶える、子どもも大人も笑顔になるくらし

小倉 絵理 さん
取材日 2024年11月21日/文・写真 Nao Yoshii
3人の子どもを育てながら、NPO法人もぐらの冒険の活動やおやこ食堂もぐもぐのオーナーをされている小倉絵理さんに、市原市に来たきっかけや活動内容、これからのことを伺いました。
NPO法人モグラの冒険運営小倉 絵理 / Eri Ogura
年齢 37歳
移住時期 2017年2月
移住エリア 五井地区(青柳)
お気に入りの場所 子供と行く近くの公園
プロフィールデータプロフィールデータ

ちょうどいい田舎


小倉さんが市原に来た最初のきっかけは、ご主人の実家が市原市にあり田植えや稲刈りなどを手伝うためでした。

休みの日に当たり前に家族が集まって農作業をしたり、地域の人々が集まって共同作業をする様子を見て、子どもを自然の中で育てること、そして地域の人々との触れ合いの中で子育てをするという、東京の生活では味わえない素晴らしさを感じ、いつか「子育ては市原でしたい!」と思ったとのこと。都心の感覚も取り入れつつ自然とも触れ合える「ちょうどいい田舎」に魅力を感じたそうです。

子どもの遊び場(写真提供:小倉さん)

もともと子どもの教育に関心があり、大学で学びながら都内で生活している中で、プレーパークという存在を知りました。一般的な公園とは異なり、決められた遊び方や禁止事項が少なく子どもたちが自由に遊び、学び、そして成長できる場所。その考え方に共感し、自由ってどういうことだろうと考えながら実際に子どもの遊び場を作っていく活動をされていました。

小倉さんご夫婦(写真提供:小倉さん)

市原市にある空き地を見てその場所をプレーパークのように活用したいと考え、ご主人と一緒に子どもたちが自由に走り回れるような場所を作りたいと思い、「もぐらの冒険」を始めましたと、活動のきっかけを語ります。

もぐらの冒険とは

市原市で活動している市民団体で、「遊ぶことは生きること!」をモットーに、子どもから大人までが一緒に楽しめる遊び場を提供しています。
もぐらの冒険HP
もぐらの冒険instagram

仕事とプライベートの境界がない毎日

現在、NPO法人もぐらの冒険として活動しながら、おやこ食堂もぐもぐのオーナーでもある小倉さん。仕事と育児を両立させながら、充実した日々を送っています。

仕事と子育ての境目が曖昧で、常にどちらかに意識が向いている状態です。例えば、子どものちょっとした言動が、仕事に活かせるアイデアに繋がったりすることもあるそうです。

イベント出店の様子(写真提供:小倉さん)


イベント出店時にも子どもを連れて行くことが多く、プライベートのようで仕事でもある。「子どもたちには、様々な大人と出会い、親だけではない多様な価値観に触れてほしいと思っています。」といいます。

自分のくらしとともに

「活動を通して本当にたくさんの人たちと知り合うことができ、この地域でこれからも子育て支援の活動を続けていきたいですし、同時に、高齢化が進む地域の中で高齢者の方々に焦点を当てた活動も始めていきたい」と考えているそうです。

今後の活動について語る小倉さん

小倉さんは、「自分自身もいつか高齢者になることを考えると、子どもたちと高齢者の方々が、共に助け合い、支え合うような、温かい地域を作って行きたい」と、今後の展望を語っていました。


「自分の活動で、人と人との繋がりができて誰かの助けになれた時にやりがいと嬉しさを感じるので、今後くらしの変化と共に活動内容は変わっていくかもしれないけど、今まで通りみんなが繋がれる場を作り続けていきたい」と語ります。

移住を考える方へひとこと

一緒に楽しいまちにしたい!最初は受身になってしまうかもしれないけど、せっかくだったら、何か面白いことを一緒にやりましょう!さらに市原市が盛り上がっていくのが楽しみです!

リンク


おやこ食堂もぐもぐHP
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